調剤薬局は、医師からの処方箋をもとにお薬を調剤し、患者様に提供する事を主な仕事としています。病院・診療所は診察・注射・検査処理等の医療行為に専念し、薬歴管理や服薬指導などお薬のことは薬剤師が担当して医療の質的な向上を図るという「医薬分業」は昭和50年ごろより進展しはじめ、平成元年から厚生省で(現:厚生労働省)も推進に取り組んだことで本格化しました。医師、薬剤師がそれぞれの専門分野に特化することによってより安全で効率的な医療を提供することができます。この医薬分業において、その重要性が高まっているのが調剤薬局なのです。
(1) 薬歴管理による安全性等の向上
「かかりつけ薬局」として、患者個別に薬歴管理を行うことで、複数診療による薬の重複や相互作用などが確認できるようになり、薬の服用における有効性や安全性が向上する。
(2) 服薬指導による有効性、安全性の向上
薬の用法や効能、副作用等の服薬指導を患者に行うことにより、服薬の有効性や安全性が向上する。
(3) 処方せんによる情報開示
処方箋を患者が見ることにより、患者は自分が服用する薬についての情報を得ることができる。