♪ドレミ薬局♪

ドレミ薬局からのお知らせ
2009年4月〜2009年9月



2009年9月

アメリカフヨウ

今月も近くの公園で咲いていたアメリカフヨウです。


若者や芸能人の薬物乱用のニュースが最近絶えません。
そこで今回は、「薬物乱用の恐ろしさ」と題して簡単にお届けします。


薬物乱用は、「気持ちよくなれる」「かっこいい」「やせられる」「集中力が出る」などの間違ったイメージが原因の一つでしょう。 薬物でダイエットしたり集中力をアップしても、依存症により、必ず身体と精神に大きな健康被害引き起こします。

薬物乱用に用いられる代表的な薬物には以下の物があります。

コカイン ・ 大麻 ・ LSD ・ ヘロイン ・ シンナー ・ MDMA ・ 覚せい剤 ・ あへん ・ マジックマッシュルーム ・ 3CPP ・ TMA−2 ・ ケタミン ・ メチロン ・ 2C−I ・ N―ヒドロキシMDMAなど
( 『合法ドラッグ』という都合のいい名前で呼ばれている物は、いわゆる『脱法ドラッグ』で、これらも身体と精神に大きな健康被害引き起こします )


最後に、「私はいつでもやめられる」、「一度だけなら大丈夫」というのは間違いです。一度使うとやめられなくなり、人生を台無しにします。また、薬物乱用は、自分自身や家族の人生を台無しにするばかりか、事件を引き起こして見ず知らずの人たちも不幸にします。薬物乱用は絶対に許してはならないのです。

薬剤師   頼實 雅之

2009年8月

ハス

今月は近くの公園で咲いていたハスです。



最近、ホームセンターや家電量販店で、緊急用の避難グッズをよく見かけるかと思います。そう、災害などは、予期せぬときにいきなりやってくるものです。
そこで今回は、いざというときに困らないように何を揃えておけばいいのか、簡単ではありますが「避難グッズを備えよう」と題してご紹介します。


 まず、明かりを確保するための懐中電灯(予備電池)と正しい情報を得るためのラジオ(予備電池)は基本グッズです。

 救助が来るまでの2〜3日分の食料(調理不要のカンパンや缶詰・チョコレートなど)と水も人数分用意しておきましょう。

 持ち運びしやすいように、リュックに詰めるのも基本です。

 その他、備えたいもの
(携帯充電器・携帯トイレ・ヘルメット・笛・軍手・救急箱・マスク・ラップ・ウエットティシュー・ツールナイフ・カセットコンロ・新聞紙・防寒着・消化器・緊急連絡先リストなど)


最後に、今ではこれらがセットになって販売されていて便利なのですが、心構えをするという意味も兼ねて、1度、家族会議を開いて避難グッズについて考えるのも良いかもしれませんね。

薬剤師   頼實 雅之

2009年7月

サンザシ

今月はサンザシです。



人の命や健康について少し広義に考え、防災・防犯などについてもご紹介できればと思います。そこで今回は、「住宅用火災報知器を備えよう」としてご紹介します。

最近、ホームセンターや家電量販店で住宅用火災報知器をよく見かけるかと思います。実は、平成23年6月まで(都道府県によって期限が若干違います)に全住宅に住宅用火災報知器を設置するように法律が出来ているのです。

住宅火災が原因で、5年連続して1,000人を超える方々が亡くなられています。(平成20年現在)
また、建物の火災の死者の内、住宅で亡くなられたケースが9割と大多数を占め、さらに、住宅火災死者数の約半数が65歳以上の高齢の方が占めます。 そこで、主な死亡原因である「逃げ遅れ」を防ぐために住宅用火災報知器の設置が必要となったわけです。

最後に、既にアメリカでは設置義務化されており、住宅火災による死者が半減し、目に見えた効果が現れています。
日本でも住宅火災が減って、より安全な社会になればいいですね。

薬剤師   頼實 雅之

2009年6月

マーガレット

今月はマーガレットです。



前回もお伝えしましたとおり、最近の医療現場では、「医師不足」はもちろんのこと、「救急車をタクシーとして利用したり」「救急病院へのコンビニ受診」が問題となっています。そこで今回は、「救急病院へのコンビニ受診」としてご紹介します。


「かかりつけの医院が混んでいたので」
「昼間忙しいので夜受診した」
「昼間診てもらったが、念のためもう1件受診した」など、

緊急を要する患者さんのための救急病院を、コンビニ感覚で受診するケースが増え、本当に緊急を要する患者さんに影響を及ぼしています。
救急センターや、救急病院は夜間もやっている通常の病院ではないということを知らずに利用している方(軽症や慢性の患者さん)もいらっしゃるかと思いますが、気をつけたいものですね。

しかしながら、本当に緊急の場合は、迷わず救急車を要請して救急病院を利用してください。


最後に、私たち一人一人が適正な救急病院の利用を心掛ければ、より安全な社会が実現することでしょう。

薬剤師   頼實 雅之

2009年5月

イタリアンラベンダー

今月はイタリアンラベンダーです。



最近の医療現場では、「医師不足」はもちろんのこと、「救急車をタクシーとして利用したり」「病院へのコンビニ受診」が問題となっています。
そこで、今回は、「救急車の適正な利用」としてご紹介します。


救急車の出場件数はこの10年間(平成18年現在)で2倍以上に増えています。(ちなみに、救急車で搬送された方の約半数は入院の必要のない人でした。)
一方、救急隊の増加は8%の増加にとどまっています。

その結果、救急車が現場に到着するまでの時間は全国平均で約6.6分と、10年間で約0.6分遅延してしまっています。1分1秒が命取りになるのにこれは大きな問題ですね。このままでは、真に緊急を要する方への対応が遅れ、救命率に影響が出る恐れがあります。

私たちが気を付けたいこと

 症状は軽微だが、「交通の手段がない」、「どこの病院に行けばよいか不明」といった場合は、民間の患者等搬送事業者(消防本部に問い合わせ)やタクシー、また、病院情報サービス(都道府県や市町村)等を活用しましょう。

 定期的な通院において、タクシー代わりに救急車を常用することは控えましょう。しかしながら、救急車以外に搬送の手段がなく、緊急に医療機関に搬送しなければならない場合は、迷わずすぐに救急車を要請してください。


最後に、私たち一人一人が救急車の適正な利用を心掛ければ、より安全な社会が実現することでしょう。

薬剤師   頼實 雅之

2009年4月

ムスカリ

今月はムスカリです。
春のにおいがしますね。


平成21年6月1日より、薬事法(お薬の法律)が改正されます。
これに伴い、薬局やドラッグストアが一般用医薬品(消費者のみなさんが処方箋なしで購入できるお薬)を販売する際のルールが一部変更となりますので、簡単ではありますがご紹介いたします。


[一般用医薬品をそのリスクに応じて、3つに分類します]
リスクの大きい順に第一類・第二類・第三類と分類することになります。
店頭はもちろんのこと薬のパッケージにも表示されますので、消費者のみなさんにもお薬のリスクがある程度わかる様になります。

[一般用医薬品のリスクに応じて、薬剤師などの専門家がご相談、情報提供の上、販売します]
薬剤師   : 第一類・第二類・第三類の全ての一般用医薬品
登録販売者 : 第二類・第三類のみ
一般従事者 : 第三類のみ
それぞれの一般用医薬品のリスクに応じたスペシャリストがご対応しますので、消費者のみなさんの安全と安心をしっかりとサポートします。

[一般用医薬品のリスクに応じて、陳列する場所が異なります]
当然の事ながら、リスクの高い一般用医薬品ほど消費者のみなさんの手の届きにくい場所に陳列することとなります。


最後に、今回の薬事法改正は、国民のみなさんが、より安心して安全にお薬を使用できる社会を実現するための仕組みの一つです。これからも、上手に(薬剤師を)利用していただければと思います。

薬剤師   頼實 雅之